七尾市高階地区に移住して都会の友達に聞かれたこと4つ
- ようこそ高階へ
- 2021-12-21
地域おこし協力隊の高橋です。
七尾市高階地区に移住してきて3カ月が経とうとしています。
私が田舎に移住してきたことを都会の友達に伝えると、
・移住先(田舎)での実際の生活って不便じゃない?
・車がないと生活できないの?
・急病の場合は病院が近くにある?
・ご近所付き合いって面倒?
など、田舎の生活に関することを聞かれることが多いです。
そんな時、私がどう答えているか書いてみました。実際の移住希望者の方も同じような疑問を抱えているとおもうので、何か役に立てば幸いです。
1.田舎の生活は不便?
正直な話、都会と比べると不便と感じることが多いです。
コンビニまでは車で5分。スーパーは夜20時に閉まり、飲食店もほとんどない。一番近い映画館は車で約1時間、東京までは最短で約4時間…
と不便な点を挙げればキリがなく、悲しくなるのでこの辺で止めておきます。
田舎に住むということは「不便さをいかに許容できるか」ということであると私は思っています。実際、スーパーまで5分でも、夜早くに閉まっても、ある程度経つと「そんなもんか」と慣れてくると思います。
ベストの生活ではないが、ベターの生活を送ることは十分可能です。
2.車がないと生活は難しい?
はい。車がないと生活はかなり難しくなります。
田舎では一家に一台、ではなく一人に一台車があるのが当たり前になってきています。通勤も車通勤が当たり前で、ほとんどの人が車で通勤しています。
都会では公共交通網が充実していますが、高階地区はバスは一日数えるほどしかありません。
しかし! 前述した通り、「そんなもんか」精神があれば大丈夫!
言い換えれば、必ずバスは来ますし、朝出れば夕方には帰ってくることが出来ます。
買い物に関しても、毎週水曜日に移動スーパー「まんぷく丸」が地域内を巡回していますし、生協やヨシケイといった宅配サービス、Amazonや楽天などの通販も追加料金なしで利用することが可能です。
地域内には簡易郵便局もあるし、農協の金融バスがコミュニティセンターに来ますので、金融機関も大丈夫。
ただし、車があると生活の幅はグッと広がりますので、
田舎暮らしを最大限楽しみたい方は、車の購入をお勧めします。
3.急病の場合でも病院あるの?
七尾市には救急病院が二つあり、そのどちらも車で15分程度ですので、心配はないと感じます。
また、石川県ではドクターヘリもありますので、事故など不測の事態の際にも対応できる体制が整えられており、安心して生活することが可能です。
ちなみに一万人当たりの病院数ランキングでは、石川県は8位で、東京や大阪よりも上位なんですよ。
4.ご近所付き合いって、面倒?
都会に比べるとご近所付き合いは多いですね。でも、都会にあるような「ご近所トラブル」は、あまりないように思います。
そもそもなぜ、田舎はご近所付き合いが活発なのか?
それは、昔から助け合って生活してきた「共助」の意識が根強いからであると思います。行政という公的サービスが成り立つ前より、田舎では近くに住む人たちがお互いに助け合い、費用を出し合い、個の力を集合させることで暮らしを成立させてきた歴史があります。
現在でも町会費(この辺のおじいちゃんたちは「万雑」※まんぞうと呼びます)を出し合い、祭りや地域の神社を維持したり、草刈りや清掃活動、福祉活動に充てたりしています。
そのような歴史の上で現在の生活が成り立っていますので、ご近所付き合いは今も欠かせないものになっています。
でも、そんなに難しく考えなくても大丈夫です。
・ご近所さんに会ったら「こんにちは」「おはようございます」の挨拶をする。
・頂き物をしたら、感謝の言葉を伝えましょう。(お礼をするのもいいかもしれません)
・町会の集まりやお祭りなどに、一度だけでも顔を出してみる。
挨拶・お礼など、コミュニケーションの基本さえあれば、何も問題ありません。地域の方は温かく迎えてくれると思います。
その上でお祭りや、清掃活動などに出れる時には積極的に参加しましょう。顔を覚えてもらえるいい機会です。
また、移住して最初の頃は右も左もわからず大変かと思います。そんな際はコミュニティセンターにおこし下さい。ご相談や地域への紹介など、困っていることにご協力します。先輩移住者もいますので、お気軽にお越しください。
終わりに
今回は移住してきて、都会の友達に聞かれたことを紹介しました。
私の個人的かつ独自の感想・答えですので、実際は違うかもしれません。
田舎での生活は都会の人にとってみれば未知の世界かと思いますので、少しでも現状を知る機会となればうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。また、高階での暮らしを紹介したいと思います。