七尾市高階地区に移住したい vol.4 ~ご近所付き合い~
- ようこそ高階へ
- 2022-02-22
皆さんこんにちは。協力隊の高橋です。
最近少し春が近づいてきたな~、と思っていたら、また冬に逆戻りしたかのように雪が降ってきました。
今日のテーマは移住してきてからのこと、ご近所付き合い。
私も移住してきてすぐに友達から聞かれたこともありました。
様々な情報を見ていると、「田舎はご近所付き合いがめんどくさい」「監視されているように感じる」「強制参加の行事があり、参加しないと罰金」などのネガティブな内容の記事ばかりで、不安になる方も多いと思いますので、リアルな田舎事情をお伝えできれば、と思います。
※今回は私が感じていることを書きました。人それぞれの感じ方があるので、同じ状況でも人によっては全く逆の事と感じるかもしれません。そのことを前置きした上で私が思うことを書きました。ご了承下さい。
1.なぜご近所付き合いが生まれるのか
昔から田舎では、助け合って生活することが当たり前でした。近所の人たちで田んぼや畑を耕し、収穫したものは平等に分配する。子どもが生まれたら、地域で子どもたちを育てる、何か困ったことがあったら、みんなで助ける、地域の事は地域の人たちで相談し、合議の上で成り立つ生活を続けてきました。
その生活を表すネガティブな言葉として「村八分」という古い言葉があります。火事と葬式を除いた一切の集落活動から除外されるという意味で使われ、日頃の生活の中でいかに助け合って生活していたかを表す言葉となっています。(もちろん、高階地区で村八分になることは絶対にありません)
その風習は今も続いており、様々な事をお互いに助け合いながら生活を続けています。
2.どのようなご近所付き合いがあるの?
田舎では様々なコミュニティ(集まり)が存在しています。高階地区を例にすると、
班(数軒単位)<各町内会<高階地区、と大きさ別になった公的なコミュニティがあります。
お祭りや草刈り、川掃除などの行事は町会単位で行っていることがほとんどです。各町会の下には班があり、主に回覧板を回したり、葬儀の際にお手伝いをするなどの付き合いもります。
これ以外にも隣近所や、仲良しさんたちのグループができていたりします。
その中で作った野菜を配りあったり、お菓子をあげたり、道で会ったら世間話がてらお茶を飲んだり、それぞれがそれぞれのペースでご近所付き合いをしています。
また知らない人同士でも道ですれ違ったり、行事で集まった際は挨拶をしておしゃべりすることが多いです。
3.ご近所付き合いが不安。どうすればいい?
心配することはありません。まずは引っ越しの挨拶から始めましょう。
最初は町会長の名前も顔も分からないと思いますので、まずはコミセンにお尋ね下さい。その後、町会長へとおつなぎしますので、ご近所に挨拶に回りましょう。
暮らしていく上で、さまざまな行事や活動に参加することで、顔を覚えてもらえます。いつの間にか全員と知り合いになれますよ。
あと大切なのは何といっても挨拶、「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」の三つだけで大丈夫です。
ご近所さんや道で出会った方には挨拶をかけることで、コミュニケーションのきっかけが生まれます。ぜひ積極的にあいさつをしましょう。
4.まとめ
田舎で暮らしていく上でご近所付き合いは不可欠です。それは日本人が昔から集団生活を行ってきた歴史の上で成り立っているので変わることはないと感じています。
ご近所付き合いも田舎暮らしの大きな喜びの一つです。喋るのが苦手でも、人付き合いが奥手でも、、コミュニケーションを取ろうという気持ちさえあれば、地域の方は受け入れてくれます。
無理をしてご近所付き合いをすると後々生活していくことが大変になるかもしれませんので、まずは自分のペースを崩さずにお付き合いをするようにしましょう。